Learning Glass Europe

教育におけるライトボードのメリットに関する研究

オンライン教育でライトボードがホワイトボードよりも効果的である理由

教育動画の効果を高めるための5つの方法

例えば腎臓の働きに関する講義動画において、講師が従来のホワイトボード(図2左)と透明なホワイトボード(図2右)に書き込む場合を考えてみましょう。従来のホワイトボードは教室でよく使われているものですが、極端な話、講師はホワイトボードだけを見ながら講義をしていることになります。 

従来のホワイトボード

ライトボード

透明ホワイトボードでは、講師は透明なガラス板の後ろに立ってカメラに顔を向けたまま、ガラス面に文字や図の板書をします。そして板書した文字や描画は、コンピュータのアルゴリズムによって鏡像のように反転され、動画を視聴する学習者には正しい向きで見えるようになっています。この場合、講師は視線を視聴者に向け、書き込むときはボードに視線を移し、また視聴者に視線を戻すといった具合です。 

ライトボードが視聴者にとってメリットがある理由

ライトボードを使う発表者は、聴衆と常に向き合い、話しながら書くことで、授業の質を向上させる2つの重要な原則を活用することができます。それは以下の通りです:  

ダイナミック・ドローイングの原理(板書による心理的効果) – あらかじめ描かれた板書を解説していく講義動画よりも、講師がボードに板書を描きながら講義を行う動画の方が、より高い学習効果が得られます。

視線誘導の原理 – 講師が聴衆か板書のどちらか一方を見続ける講義よりも、講師が聴衆と板書の両方に視線を移動させながら講義を行うことで、より高い学習効果が得られます。